採択団体/事業

採択団体

認定特定非営利活動法人 ホームホスピス宮崎
申請団体名認定特定非営利活動法人 ホームホスピス宮崎
申請事業名社会的孤立解消のための事業(重症児、医ケア児の家族及び本人の社会的孤立解消のために)
本拠地宮崎県宮崎市
実施期間2021年4月〜2024年3月
申請金額(総額)助成額:14,890,500円 / 評価関連経費:430,000円
実施概要
当法人は、重症心身障がい児及び医療的ケア児(以下、重症児という。)のためのショートステイ施設「たちばな在宅総合支援ハウス」を2021年10月に開設予定で建設を進めているが、ここは、24時間気を抜くことができない子供のケアで心身ともに疲弊し、なおかつ社会的に孤立しがちな家族(以下、当事者という。)のレスパイト施設としての役割が大きい。本事業は、主にその当事者(特に母親)達の救済とケア及び孤立解消のための社会活動をサポートする取り組みとして、①コミュニティカフェを活用した様々な専門家による相談カフェの実施、②研修ルームを活用したクラフト教室やヨガ教室などの定期開催、③製作されたクラフト作品などの販売サポート、④全国の先進的な取り組みとの連携、⑤SNSやリモートミーティングシステムを利用した交流やSOSネットワークの構築、⑥福祉避難所としての設備の整備、⑦これらの取り組みを実施、運営するための事務局体制の整備を3年間の計画で実施する。1年目は、担当者の雇用など体制の整備及び設備の整備、また実施計画の策定と事業運用の開始。2年目は、事業の安定した実施及び成果の評価、またそれに基づく是正の計画策定。3年目は、取り組みの是正及び継続した実施のための計画策定とその実際の運用。このような事業計画に基づいて、持続的な仕組みを構築する。
選定理由
・介護する側に寄り添ったケア・サポート体制が充実している。SNSを使った情報共有や全国の先進施設との繋がりも計画されていた。
・事業内容では短期アウトカムの計画から読み解くに実現に向けて無理なく活動していけるのではと感じました。
・宮崎県内で同様の事業を行っている医療機関がほとんどなく、社会的なニーズが高い。
・難しい課題について、これまでの実績を生かしSOSネットワークの確立まで段階的に孤立支援への計画を立てている。
・収益事業の確立、持続するための仕組みづくりをお願いしたい。
・公的支援が届きにくい社会的ニーズをふまえた事業であり、事業実績もあることから、着実に成果をあげることが見込まれることから高い評価とした。
積算根拠実行団体よりご提出いただきました事業計画書・資金計画書に基づき算定しております。
特定非営利活動法人 みやざき子ども文化センター
申請団体名特定非営利活動法人 みやざき子ども文化センター
申請事業名子育てワンストップセンター及びネットワークの構築
本拠地宮崎県宮崎市
実施期間2021年4月〜2024年3月
申請金額(総額)助成額:17,682,040円 / 評価関連経費:435,684円
実施概要
子育て等におけるさまざまな相談を受け付ける窓口が定着し、孤立者が自分の力で解決に向けて進むことができるプロセスを構築することでエンパワメント(及び自己決定)を強化し、これからの多様な課題に対し、自己解決・自己決定(上手なSOSの発信を含む)できるように支援する。
多様なニーズに適切な支援を結び付けるために県内各所に点在する社会資源(潜在する支援サービス及びサポート機関、ノウハウを持つ団体)と連携するネットワークを構築するとともに、さまざまな機関・団体における取組み、支援者の資質向上等の機能強化に努め、安定した質の高い支援ができるよう各機関・団体のエンパワメントの強化に繋げる。
孤立者を発見し、課題を解決する宮崎モデルを構築し、他県に発信できるモデル事業となることを目指す。
選定理由
・コーディネーターの存在が重要だと思うが、その人材の選定や養成、意見交換や情報の共有など資質向上への取組みについてもしっかりと計画されていた。
・すでにある程度の地盤があられるようで実用性が高いのではないでしょうか。今後もネットワークを広げれば成熟したワンストップセンターとなられる可能性を感じます。
・20年近い実績と関係機関とのネットワークの構築を築いており事業の実効性が高い。
・実績ある団体で信頼性が高いこと、子育てに悩む人が安心できる環境づくりにつながる点が評価できる。 ワンストップセンターの窓口をつくることで、さまざまなネットワークが完成し、孤立を解消していくという流れがスムーズで妥当性がある。
・行政や他NPOとの連携もとれている点がすぐれている。
・少子化対策や働き方改革のなかで行政が未だ対応しきれていない子育てワンストップサービスをこれまでの実績とネットワークから民間から立ち上げようとしており、ニーズを踏まえた取り組みとして高く評価した。
積算根拠実行団体よりご提出いただきました事業計画書・資金計画書に基づき算定しております。
特定非営利活動法人 五ヶ瀬自然学校
申請団体名特定非営利活動法人 五ヶ瀬自然学校
申請事業名人口減少化により孤立した集落の関係人口による課題解決プロジェクト
本拠地宮崎県西臼杵郡五ヶ瀬町
実施期間2021年4月〜2024年3月
申請金額(総額)助成額:20,000,000円 / 評価関連経費:1,000,000円
実施概要
・世界農業遺産に認定されている高千穂郷・椎葉山地域には、昔ながらの山側の農村文化が色濃く残っている。人情味あふれる人々とふれあい、心に残る深い体験をしたいと願う外国人、または都市部に暮らす日本人は多いだろう。孤立した不便な集落に住み、急激に人口が減って行く中でも、農林業や観光業など、複合的に仕事を作り出しながら力強く生きている。その暮らしこそが魅力であり、この地域の価値である。ありのままの暮らしを体験する生活・文化・農業体験や、農村の暮らしの中を歩いて巡るフットパス(イギリス発祥の歩くプログラム)など、その集落にあったプランを住民と共に作り上げ、先ずは定期的にイベントを開催する。動画や、ホームページ(英語版も含む)、SNSなどのメディアツールを駆使し情報発信を行う。
・このエリアは大学が近くにないが高校は五ヶ瀬中等と高千穂高校の2校ある。両校とも総合学習の時間などで地域課題探求学習を行っている。1人~3人程度のグループを形成し、自分たちでテーマを探り、地域住民に話を聞いたり、協力を仰ぎながら研究を進めている。そこで、「孤立した集落の課題解決」をテーマに、両校の在校生や卒業生、地方創生系学部の大学生などをターゲットに、政策提案コンテストを開催し、優秀提案については予算を付けて実践活動を行う。
選定理由
・これまでの活動を通して、組織としての基盤や各団体との人脈が高いレベルで築かれている。この地域で育った若者が発信し、課題に取り組み、それを専門家がサポートすることで、最終的には地域に人が定着するという先駆的な本事業に期待を持ちたい。
・これまで築き上げてきた実績を基に、関係人口を増やし地域の魅力を発信していく一つの形として評価できる。SNS等も駆使して関係人口を増やすという大命題が達成されれば、ほかの地域に応用することもでき広がりが期待できる。
・当団体の取り組みが全国の中山間でのモデルケース、ビジネスモデルになることを期待する。
・多様なネットワークの広さを持っている点でも、集落活性化にむけては、地域資源を活かした交流人口が不可欠であり、中山間地域を対象とした提案は、地方圏固有の課題であり、これらの活動実績が全国のモデルとなる可能性があること、大都市と地方をつなぎ人材を育てるという視点は評価できる。
・今までの取り組みの延長だけでなく出口戦略の通り、地に足の着いた活動資金の捻出や各団体とのネットワークを今以上にしっかり作り今回のチャンスを生かしていただきたい。
積算根拠実行団体よりご提出いただきました事業計画書・資金計画書に基づき算定しております。

応募団体一覧

応募団体一覧 詳細
特定非営利活動法人 Swing-By
所在地宮崎県宮崎市
申請事業名社会的孤立解消のための事業
申請事業概要
子どもの貧困を視点とした多機能センターを開設し、子どもや保護者を支援している団体や機関に対するコンサルティングや地域の共助や学びをコーディネートの拠点となることを通して、子どもと保護者の孤立解消に取り組む。行政と社会教育施設との協働で培ってきたノウハウと知見を活かし、他団体との孤立解消のプロジェクトの構築を行うとともに、配信設備の整備や書籍の刊行等を通して、事案解消の一助となる支援者の学びを推進する。また、申請団体自体の組織構造の見える化やノットワーク機能の強化、ガバナンス・コンプライアンス体制やリスク管理の強化を通して、申請団体の信用度・信頼度を向上させる。
特定非営利活動法人 自立生活支援延岡ほほえみの会
所在地宮崎県延岡市
申請事業名「誰も取り残さない」持続的な伴走型支援拡大事業
申請事業概要
当会が行う支援活動(住宅支援をベースに個々の問題の解決と自立へ向けた伴走型支援サービス)をより持続可能モデルへと確率させ、宮崎県北部地域を広域にカバーできるよう市場を拡大していきます。またスタッフの増員、ネットワーク等活用により行政や各関係機関との連携をさらに強化し、施設のサービス等を受けることができない人や、社会福祉制度に取り残されている人、今すぐにでも助けを必要としている人を早期に把握し、支援を必要とする方を確実に自立支援に繋げ、支援の輪を広げていきます。
こども未来応援団体 タテヨコナナメ
所在地宮崎県北諸県郡三股町
申請事業名不登校・引きこもり支援協働事業(社会的孤立解消のための事業)~地方で”孤立”しやすい子どもたちの出口づくりに向けて~
申請事業概要
【背景】
地方で”孤立”しやすい子どもたちの出口をつくりたい
 毎年加速度的に増え続ける不登校や引きこもりの子どもたち。そんな不登校や引きこもりの子どもたちとつながるのは難しく、特に地方では民間の支援も少ないなど、社会的に孤立しやすい状況があります。この課題を解決するためには、子どもたちと”自発的接点”を持つ事が大切です。そして、信頼関係を構築したうえで、学校やその他の適切な機関やサポートに繋げていくことが必要です。
【事業のしくみと特徴】
①”きっかけ”からサポートまでのプロセスを大切にした伴走支援
 子どもや家庭の状況にあわせて繋がっていくための”きっかけ”をつくり、定期的な接点を持ちながら伴走していきます。
 家にいることが長く続いている子どもに対して、本人に合わせた外に出る「きっかけ」をつくり、そのきっかけを糸口に多様な活動への「自発的参加」を促します。そして活動を通した定期的接点の中で、徐々に信頼関係を築き、子どもと「目標の共有」をおこない、その目標達成に繋がる学校やその他の機関やサポートに「接続」していくことを目的としています。
②「個別支援」、「地域支援」、「中間支援」を体系的にまとめた不登校支援のパッケージをつくる
子どもや親への関りを基本として、課題の解決を図る「個別支援」、個別支援の取り組みを面として中学校区での取り組みに展開する 「地域支援」、社会福祉協議会や子ども支援のネットワークを活かした横展開にする「中間支援」のパッケージで社会的孤立の解消を図ります。
【個別支援】
“子ども支援のメンター制度”
「不登校支援をこの財源規模で本当にやれるのか?」、「スタッフ何人いるの?」と聞こえてきそうですが、本事業では、将来的にどの地域でも実践できる取り組みを目指しています。だからこそ個別支援には、雇用したスタッフだけではなく、地域の社会福祉や教員、看護師など、不登校支援に思いがあり最低限の研修を受講したものであれば関われるしくみを実践しています。イメージは企業などが新人教育などで活用するメンター制度です。もちろん学校との繋ぎや地域との連携、特性のある子どもなど専門的な支援を要する部分には「コーディネーター」としてスタッフを配置しますが、「子どもとの関係づくり」や「きっかけづくり」、「伴走支援」にはナナメの関係で関わるメンティのような存在が重要であると考えています。また、子どもとメンティの関係性の中で、夕方の図書館でコミュニケーションを図ったり、オンラインゲームのパーティとして繋がりをつくったりと多様なアプローチが可能です。そのメンター制度を基本として関係構築ができたあとに学習支援などの集団の場に繋いでいくことで、個別性に配慮しつつも伴走するしくみが図られます。
【地域支援】
“不登校引きこもり版”の地域包括支援センターのチャレンジ
不登校支援を学校だけの関り、逆に福祉分野だけの関りで解決を図っていくことは難しいと考えています。これまでの不登校引きこもり支援の実践で分かってきたことは、決して専門性が必要な部分だけではないということです。例えば、本会が行なっている「朝の送り出し支援」は朝7時からの活動になっているので70代スタッフが毎日声かけにいっています。一方で自傷行為や本人の特性上、学校や福祉の枠を超えて医療支援が必要なケースも見受けられており、地域の大悟病院と連携した支援も出てきています。そのようなことから、子どもたちの一つひとつの事例に対して、困り感に対応したタスクを住民、専門職、学校や医療など振り分けながら、そのプロセスで緩やかなネットワークを中学校区で構築し、さながら“不登校引きこもり版”の地域包括支援センターへのチャレンジをしていきます。
【中間支援】
社会福祉協議会やこども宅食のネットワークを活かした横展開
いわゆる「地域の良い取り組み」で閉じずに、同様の取り組みを他の地域に波及させていくには、横展開を図る中間支援が必要です。そこでポイントになってくるのが各自治体に設置されている民間の福祉団体「社会福祉協議会」だと考えています。地域での活動は歴史もあり、横のネットワークもあることから、繋がりやすい。併せて、宮崎県は全国で事業実施団体が一番多い「こども宅食」のネットワークもあることから、こちらも活用して不登校支援の可視化と問題提起・支援スキルのノウハウの情報交換を図りながら、不登校支援の中間支援を図ることで、広域での不登校・引きこもりにおける社会的孤立の解消に繋がっていくと考えています。
【ICT・オンラインスクール】
 異なる業種や職種、立場などを越えて活動を推進する本会では、子どもたちの拠点は設けていますが、スタッフの事務所はありません。だからこそ、SLACKやCHATWORK、グーグル等、ICTソフトを活用して情報を共有しチームアプローチを実践しています。また、昨年はコロナ禍による休校で、集団支援の限界も感じたことから、2021年度からは、wifiと端末を子どもたちに貸し出して、「タテヨコナナメオンラインスクール」を開設します。
特定非営利活動法人 東米良創生会
所在地宮崎県西都市
申請事業名ドローンで村おこし東米良創生事業
申請事業概要
今後、様々な分野での活用が期待されるドローンの国土交通省登録管理団体の資格認定スクールを東米良地区に開設することにより、2022年度に予定されているドロ―ン操縦に関する登録制度や資格制度の国土交通省の法整備に備え、地区内の農業や物資輸送、映像撮影などのニーズはもとより、近隣のニーズにも応えることによって、当地区の交流人口増加を目指し、敷いては雇用創出・起業推進の起点となる新たな東米良地区の特色づくりを行っていく。
国立大学法人 宮崎大学
所在地宮崎県宮崎市
申請事業名社会的孤立解消のための事業
申請事業概要
(課題1.留学生・高度外国人等の日本語コミュニケーション及び多文化共生を支える人材の不足の解決に向けた取り組み)
①人材育成: 大学のリソースを活用して、多文化共生をサポートする人材を育成する
②活動: 留学生や高度人材をはじめとする在留外国人等の相談に広く対応する
課題2.受入企業、自治体、自治会などの地域コミュニティにおける外国人材受入のあり方醸成に向けた新しい取り組み〉
③人材育成: 企業や地域において高度外国人材等の受け入れが円滑に行われるようの育成を図る
④活動: 地域で在留外国人等を支援する関係者をつなぎ、ネットワーク化を行う
特定非営利活動法人 カーサグランデ
所在地宮崎県宮崎市
申請事業名カーサグランデ 統括相談所
申請事業概要
相談者(困窮者・障がい者・刑事施設退所者)、各関係機関(行政機関・警察署・弁護士)からの相談内容(生活支援・住居支援・食事支援・就労支援)に問わずワンストップ支援を行っていく。
ワンストップ支援とは現状問題視されている各機関の縦割り制度の隙間に入り込み、横との連携を密に行い相談者の要望に沿った支援へ繋げる活動
一般社団法人 宮崎県農業法人経営者協会
所在地宮崎県宮崎市
申請事業名社会的孤立解消のための事業
申請事業概要
外国人が普通に暮らせる地域社会創造を目指した宮崎県内の環境整備を目指す事業を実施する。
①農業部門で就業している技能実習生及び受入管理団体等の関連プレーヤ―の実態調査を行い、農業を軸とする持続可能な社会・経済システム構築のモデルプロジェクトの実施。
②多様性に富み、公正・公平な社会規範に則った強靭で開かれた社会創造に向けてプロアクティブな行動主体となる人材輩出をするための国際化教育機会創出プロジェクトの実施。
特定非営利活動法人 みやざきパパママ happy
所在地宮崎県宮崎市
申請事業名孤立防止のための家族セルフケア機能向上支援事業
申請事業概要
自立支援(生活支援・学力支援)を目的とした塾を開業する。
①学習支援を行い、学力向上を目指す。
②衣食住に関連する講座を設置して指導を行い、自立した生活が営めるように取り組む。
③本人の身辺環境に関して相談対応し、学習意欲・自活に向けてのコーチングを行う。
④生活の基となる「食」を入り口とした支援を行う。
一般社団法人 らしくサポート
所在地宮崎県都城市
申請事業名地域に根ざした子ども未来創造事業
申請事業概要
不登校(非登校)の小1~高3、十分な学校生活を送れなった年少者(18歳以下)を対象に、学校教育での社会復帰でなく、学歴に困 らなくても社会で活躍出来る人材となってもらう事を目的にします。その為、まず
①、IT力の習得。②、地域の歴史、文化、伝統に根ざした人との触れ合いや活動を通して、生きる意味(アイデンティティ)の会得。
を本事業で達成したいと考えます。
地域に根ざしたITにも強い人材を育成することで、地域の発展にも寄与することが最終的な目指すところとなります。
有限会社 サン・グロウ
所在地宮崎県宮崎市
申請事業名バーチャルスクールを活用した不登校や発達障がい、経済的な困難を抱える子どもたちの多様な学びと出会いの支援による孤立の解消
申請事業概要
バーチャルスクールをハブとしながら、様々なコンテンツの開発を行い、不登校や発達障がいを抱える生徒、経済的な困難を抱える子どもたちの多様な学びと出会いの支援をICTを活用して行い、孤立の解消をはかる事業。バーチャルだけでなく、現実的な支援としての居場所の設置や相談、自立した生活のための生活支援サービスを提供し、自己肯定感と生きる意欲を向上させ、さらに地域の連携機関や地域の人々との交流を促進する。色々な活動を経験することで、地域や世の中の問題に目を向け、その問題解決を図る事に取り組むことができる人材育成に努める。また生徒自身、保護者、支援者、学校を含めた関係機関、支援する企業のネットワークを構築し、連携を強化し、地域リソースを有効活用した支援体制を構築する。
認定特定非営利活動法人 ホームホスピス宮崎
所在地宮崎県宮崎市
申請事業名社会的孤立解消のための事業(重症児、医ケア児の家族及び本人の社会的孤立解消のために)
申請事業概要
当法人は、重症心身障がい児及び医療的ケア児(以下、重症児という。)のためのショートステイ施設「たちばな在宅総合支援ハウス」を2021年10月に開設予定で建設を進めているが、ここは、24時間気を抜くことができない子供のケアで心身ともに疲弊し、なおかつ社会的に孤立しがちな家族(以下、当事者という。)のレスパイト施設としての役割が大きい。本事業は、主にその当事者(特に母親)達の救済とケア及び孤立解消のための社会活動をサポートする取り組みとして、①コミュニティカフェを活用した様々な専門家による相談カフェの実施、②研修ルームを活用したクラフト教室やヨガ教室などの定期開催、③製作されたクラフト作品などの販売サポート、④全国の先進的な取り組みとの連携、⑤SNSやリモートミーティングシステムを利用した交流やSOSネットワークの構築、⑥福祉避難所としての設備の整備、⑦これらの取り組みを実施、運営するための事務局体制の整備を3年間の計画で実施する。1年目は、担当者の雇用など体制の整備及び設備の整備、また実施計画の策定と事業運用の開始。2年目は、事業の安定した実施及び成果の評価、またそれに基づく是正の計画策定。3年目は、取り組みの是正及び継続した実施のための計画策定とその実際の運用。このような事業計画に基づいて、持続的な仕組みを構築する。
特定非営利活動法人 五ヶ瀬自然学校
所在地宮崎県西臼杵郡五ヶ瀬町
申請事業名人口減少化により孤立した集落の関係人口による課題解決プロジェクト
申請事業概要
・世界農業遺産に認定されている高千穂郷・椎葉山地域には、昔ながらの山側の農村文化が色濃く残っている。人情味あふれる人々とふれあい、心に残る深い体験をしたいと願う外国人、または都市部に暮らす日本人は多いだろう。孤立した不便な集落に住み、急激に人口が減って行く中でも、農林業や観光業など、複合的に仕事を作り出しながら力強く生きている。その暮らしこそが魅力であり、この地域の価値である。ありのままの暮らしを体験する生活・文化・農業体験や、農村の暮らしの中を歩いて巡るフットパス(イギリス発祥の歩くプログラム)など、その集落にあったプランを住民と共に作り上げ、先ずは定期的にイベントを開催する。動画や、ホームページ(英語版も含む)、SNSなどのメディアツールを駆使し情報発信を行う。
・このエリアは大学が近くにないが高校は五ヶ瀬中等と高千穂高校の2校ある。両校とも総合学習の時間などで地域課題探求学習を行っている。1人~3人程度のグループを形成し、自分たちでテーマを探り、地域住民に話を聞いたり、協力を仰ぎながら研究を進めている。そこで、「孤立した集落の課題解決」をテーマに、両校の在校生や卒業生、地方創生系学部の大学生などをターゲットに、政策提案コンテストを開催し、優秀提案については予算を付けて実践活動を行う。
特定非営利活動法人 みやざき子ども文化センター
所在地宮崎県宮崎市
申請事業名子育てワンストップセンター及びネットワークの構築
申請事業概要
子育て等におけるさまざまな相談を受け付ける窓口が定着し、孤立者が自分の力で解決に向けて進むことができるプロセスを構築することでエンパワメント(及び自己決定)を強化し、これからの多様な課題に対し、自己解決・自己決定(上手なSOSの発信を含む)できるように支援する。
多様なニーズに適切な支援を結び付けるために県内各所に点在する社会資源(潜在する支援サービス及びサポート機関、ノウハウを持つ団体)と連携するネットワークを構築するとともに、さまざまな機関・団体における取組み、支援者の資質向上等の機能強化に努め、安定した質の高い支援ができるよう各機関・団体のエンパワメントの強化に繋げる。
孤立者を発見し、課題を解決する宮崎モデルを構築し、他県に発信できるモデル事業となることを目指す。